サーバーハードウェアで「2wayサーバー」とった単語を聞いたことがあるでしょうか。初めて聞くと、どういう意味か分からないと思いますので、ここで解説したいと思います。初めにお断りしておきますが、「サーバーにも使えるし、パソコンとしても使えるハードウェア」ではありませんよ(笑)
回答:搭載できるCPUの数を表している
「1wayサーバー」とはCPUが1個まで搭載可能なサーバーで、「2wayサーバー」とはCPUが2個まで搭載可能なサーバーのことを表します。図で表すと、次のようなイメージになります。
図から分かるように、「〇wayサーバー」の数字は「CPUソケットの数」、つまり物理CPUを搭載できる数を表しています。
なお、物理CPU内のコア数は不問ですので、40コア搭載CPU1個を搭載したサーバーを40wayサーバーとは言いません。また「CPUソケットは2つあるけど、1つのソケットにしかCPUを挿していない」場合でも、2wayサーバーと言います。
何でそんな呼び方をするの?
実際にハードウェアメーカーの製品ラインナップを見ると分かりやすいと思います。例えば、下のリンクは富士通のPCサーバー製品ラインナップです。このメーカーでは、1way/2way/4wayで製品モデルが区別されています。
2021年10月時点で、1wayサーバーのRX1330 M4だと、最大6コアのCPUしか選べません。しかし2wayサーバーのRX2530 M5の場合、最大28コアのCPUを選ぶことができます。他にも、メモリの搭載枚数やストレージの最大搭載本数も2wayサーバーのモデルの方が優れています。このように1wayより2wayの方が、優れたスペックになるように差別化されています(そのぶん価格も高くなります)。さらに4個のCPUを搭載できる4wayサーバーというものあります。
このように、サーバー本体のグレードを表すものと考えても差し支えないかと思います。
おわりに
今回の記事は以上です。
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