GCP入門「クラウドは何も知らない」から勉強する基本ステップ

Google Cloud
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ITエンジニア
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クラウドのことは何も知らないけど、

Google Cloud Platform (GCP) を使いたいんだよ。

勉強しなきゃだけど何から始めたらいいのか…

お金は数千円くらいならかけてもいいかなぁ。

今回はこんな立場の方に向けて、Google Cloud Platform (GCP) をゼロから学ぶ場合におすすめの流れを紹介したいと思います。

筆者もまさにこの状態からGCPを学び始めました。まだまだ勉強中ですが、GCPの教材はどんなものがあるかは少し分かってきました。そしてゼロから学ぶうえで、どんな順番でどう学んでいけば効率が良かったかも少し見えてきました。

本記事はそれらを踏まえて、あまりお金をかけない方法を紹介しています。きっと同じような立場の方の役に立つのではないかと思います。

GCPを学ぶ流れ

前述の実体験を踏まえ、こんな順序で学んでいくのが良いのでは、という流れがこちらです。

おすすめの流れ
  • ステップ① 動画で概要を知る
  • ステップ② 書籍やドキュメントを読む
  • ステップ③ 実際に構築してみる

大まかな流れとして、上記の①→②→③ の順がおすすめです。

それぞれの深さは「ある程度まで」で良いでしょう。つまり③実際に構築してみる前に、②書籍などをある程度読むのが良く、さらにその前に①動画をある程度観ておくとスムーズだということです。

「全ての動画を観たり、書籍を全て読み切るまでは次のステップに行ってはいけない」ということではありません。それでも良いですが、途中で挫折しやすいと思いますので。

それぞれのステップについて、以下に解説していきます。

ステップ① 動画で概要を知る

取っ掛かりにおすすめなのは、クラウドエース株式会社公式YouTubeチャンネルの動画「5分でわかる!Google Cloud シリーズ」を観ることです。

こちらの動画は、GCPの特徴や各機能の概要を、それぞれ5分程度にまとめて紹介しています。クラウドエース社はGCPの研修も行っている会社で、そこのプロのトレーナーさんが解説していることもあって、分かりやすいです。

すべての動画を観るのも良いですが、本数は結構多めです。再生リストの最初の方から何本か見て、あとは次のステップに進み、並行して関連する動画を観ても良いでしょう。

余談ながら、筆者はGCPをだいぶ学んだ後に、動画の存在を知りました。「書籍を読んだり構築を試す前に、この動画を見ていればもっとスムーズだった」と少し悔しく思います。ですので、これから学ぶ方はぜひ最初にこの動画を観てみて下さい。

ステップ② 書籍やドキュメントを読む

動画によってGCPが少し分かったところで、さっそく構築を試してみたくなると思います。それもありですが、詰まりやすいと思いますので、その前に書籍やドキュメントでもう少し詳しい内容を学んでおくことをおすすめします。

GCPにはGoogle公式のドキュメントがあり、意外にも(と言ったら失礼ですが)日本語でしっかり書かれていて、実際に構築する際には役に立ちます。

しかし量が膨大なので、最初の段階でこれを読むのは苦労します。ですので、もう少しかいつまんだ内容で、体系的に解説している書籍を参考にするのが良いと思います。筆者が参考にしたのは以下の「GCPの教科書」という書籍です。

この本は、GCPの各機能について、それぞれの特徴や操作方法などが書かれています。主要な機能については、画面付きで基本操作手順が解説されているので、より踏み込んだ理解を得やすいと思います。

注意点としては、少々誤植が多い点が一つ。それと現在ではGCP側の画面が変わっていて、操作方法が本の内容と異なるケースがあるという点が挙げられます。もっとも、これはGCPの進化が速いためでもあり、この本に限らず他の書籍やWeb記事にも当てはまりそうです。

ステップ③ 実際に構築してみる

例えば「GCP上で仮想マシンを構築して動かしてみる」というように、実際に使ってみることはGCPを深く理解する上で欠かせません。

このとき、基本的には使用したリソース分の料金が発生します。しかし「無料トライアル」というものがあり、一定期間中かつ一定の使用量までは無料で使うことができます。(ちなみに、意図せず高額な請求をされることがない仕組みになっています)

GCP無料トライアルの方法は、上記の書籍にも一応記載がありますが、やはり画面も変わるので、下記のようなキーワードで、新しめのWebの記事を参照するのが良いでしょう。

実際の構築手順については、Web上の記事を参考にするのも良いですし、Google 公式ドキュメントを参照するのも良いでしょう。

他には、UdemyにもGCP構築コースがあるようです。有償ですが、キャンペーンを狙うなどして活用するのも有効です。

Udemy 「最速で学ぶ – Google Cloud Platform(GCP)入門完全攻略コース」 icon

Udemy 「Google Cloud(GCP)の基礎 – 図解と実践でインフラの基礎を固める」 icon

補足:お金に余裕があれば

ここまでは、あまりお金をかけない方法を紹介してきました。しかし、もし数万円以上のお金を掛けられるなら、最初から有償トレーニングを受講することも有効です。オンラインで体系的に解説し、かつハンズオンで学べるトレーニングコースがありますので申し込んでみると良いでしょう。

筆者はある程度学んだあとに、有償のトレーニングを受講しましたが(会社の経費で)、非常に分かりやすかったです。欲を言えば一番最初に受けたかったです。

まとめ

本記事では、クラウドを全然知らない人がGCPをゼロから学ぶために、おすすめのステップを紹介しました。

おすすめの流れ
  • ステップ① 動画で概要を知る
  • ステップ② 書籍やドキュメントを読む
  • ステップ③ 実際に構築してみる

高い信頼性と性能をもったIT環境を、最適なコストと僅かな時間で実現できるパブリッククラウドは、今後ますます拡大すると思います。それに伴って、この知識やノウハウの習得の重要性が増してくると思います。本記事がその一助になれば幸いです。

おわりに

今回の記事は以上です。

当サイトでは、ITインフラ関連の知識やノウハウをメインに紹介しています。下の関連記事にも役立つ情報があるかもしれませんので、ぜひご覧下さい。

また、知識やノウハウを効率的に学ぶ方法として、Udemy の「ながらセミナーもおすすめです。三日坊主にならず、普段の生活の中でスキルアップする方法です。これについては下の記事で紹介していますので、良ければご覧下さい。

もとだて
もとだて

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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