Windows 11のデスクトップPCにおいて、突然Bluetoothの機器が接続できなくなるトラブルに2回ほど遭遇しました。この記事では、実際に解消した経験をもとに、対処方法を紹介します。
Windows 11で全てのBluetooth機器が接続不能になり、再ペアリングもエラーで失敗するケースでは、PCをシャットダウンし電源コンセントを抜いて数十秒放置することで解消しました。
以下、詳しく解説していきます。
問題の事象
Windows 11のPCにおいて、突然すべてのBluetoothの機器が使えなくなりました。
筆者のPC「Dell XPS 8930」において、Bluetooth接続のキーボードとマウスを使っていますが、どちらも反応しなくなりました。
詳細な状況は次の通りです。
- クイック設定パネルのBluetoothボタンが無くなっている
- 通知領域のBluetoothアイコンも無くなっている
- Bluetooth機器の追加(再ペアリング)もエラーになる
[設定] > [Bluetoothとデバイス] で「デバイスの追加」を試すも、接続できず「Bluetoothを有効にしてください」との表示に。
- PCを数回再起動しても改善せず
対処方法
基本的にデスクトップPC限定の対処方法ですが、次の操作によって解消しました。
- スタートメニューで [Shift]キーを押しながら「シャットダウン」を選択(*1)し、PCの電源をOFFにする
- 電源コンセントを抜いて数十秒放置(*2)
- 電源コンセントを戻し、PCを起動
(*1) この操作は、一時的に「高速スタートアップ」機能を無効化する効果があります(詳細は @ITの記事 を参照)。これを通常のシャットダウンにすると解消しませんでした。
(*2) 完全な無通電状態にするため。ノートPCなど、バッテリー着脱不可な機種では基本的に不可能と思われます。
筆者の環境では2回ほどこの事象に遭遇しましたが、2回とも上記手順によってBluetooth機器が使えるようになり、クイック設定パネルのBluetoothのボタンなども復活しました。この後しばらくPCを使ったところでは、正常にBluetooth機器が使えています。
参考にさせていただいたのは、ブログ「よろず便利帖」様の以下記事です。
考察
原因はわかりませんが、前述の手順で解消したことから、一時的なハードウェアの問題と考えられます。
Bluetooth接続トラブルには様々な原因が考えられますので、この対処方法が有効ではないケースも多いと思われます。また、ノートPCなどの場合、バッテリーのせいで完全な無通電状態にするのが難しいため、この対処法は有効ではなさそうです。
とはいえ、デスクトップPCで症状がぴったり合致するケースでは、この対処方法で解消が期待できます。なお、筆者のケースではWindows 11でしたが、上記参考リンクの情報を見るとWindows 10でも発生しそうです。
おわりに
今回の記事は以上です。ご質問やご意見等ありましたら、下のコメント欄やtwitterからお願いします。
当サイトでは、ITインフラ関連の知識やノウハウをメインに紹介しています。下の関連記事にも役立つ情報があるかもしれませんので、ぜひご覧下さい。
また、知識やノウハウを効率的に学ぶ方法として、Udemy の「ながらセミナー」もおすすめです。三日坊主にならず、普段の生活の中でスキルアップする方法です。これについては下の記事で紹介していますので、良ければご覧下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
フィードバック
あなたが抱えている疑問や悩みは解決できたでしょうか?当ブログではそれを最重視しています。今後もあなたの役に立つ情報を提供するために、ぜひ教えて下さい。
コメント