デスクトップウィンドウマネージャーのメモリ使用量多すぎ問題

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Windows 11/10において、「デスクトップウィンドウマネージャー」のメモリ使用量が異常な値(数GBなど)になり、メモリを圧迫する(メモリーリークを起こす)ケースがあります。

筆者のPCで実際に発生したのですが、これが解消するまでの流れを踏まえ、原因と対処方法を紹介します。

この原因は、インテルのグラフィックドライバーにある可能性が高いです。この場合は、ドライバーの更新で解消することができます。

しかし、やみくもにドライバーのインストールを行うとトラブルを招く恐れもあります。そのため、本記事では、暫定回避策や、なるべく安全に解決する手順を紹介していきます。

問題の事象

タスクマネージャーの[プロセス]タブを見ると「デスクトップウィンドウマネージャー」のメモリ使用量が、他のプロセスと比べて非常に高くなっています。

上の例では、16GBのメモリを搭載したPCの例ですが、約5GBという異常なメモリ使用量になっています。

「デスクトップウィンドウマネージャー」は、Windowsの動作に不可欠なものですので、アンインストールしたり終了するわけにはいきません。

なお、これと関連するか不明ですが、筆者のPCではディスプレイの電源オフ状態からの復帰や、スリープからの復帰に時間がかかるケースも散見されました。

原因はインテルのグラフィックドライバーが有力

インテルのグラフィックドライバーが原因で、dwm.exe(Desktop Windows Manager)がメモリリークを発生させる問題があることが、下記のインテル公式ページで報告されています。(日本語翻訳が怪しいですが)

この情報によると、発生条件は次の通りです。

発生条件の概要
  • 第6~第10世代インテル プロセッサーを搭載している
  • グラフィックドライバー「Windows DCH Driver driver」の27.20.100.8587 より新しいバージョンで発生し、30.0.101.1191以降で解消
  • 対象OSは上記ページに「Windows 10 64ビット」とあるが、他の情報および筆者PCの状況から、Windows 11/10 で発生する模様

問題のドライバーが入っているか確認するには?

前項のグラフィックドライバーが搭載されているかどうかを確認するには、まず、タスクバーのスタートボタンを右クリックし「デバイスマネージャー」を開きます。

下のように「ディスプレイアダプター」の項目を展開して、アダプターの名前を確認します。

前述のインテルのページを開き、左側の「製品」欄に、同じディスプレイアダプターの名称があるかどうか確認します。

上の例では、デバイスマネージャーで表示されていた「インテル UHD グラフィックス 630」がありました。そのため、問題ドライバーが入っていると判断できます。

一応、デバイスマネージャーでインテルのディスプレイアダプターのプロパティを開き、ドライバーのバージョンも確認してみます。下の例では「27.20.100.9664」なので、不具合情報に合致します。

暫定対処方法

根本対策方法の前に、暫定的に復旧させる方法を紹介します。

筆者のPCで以下の方法を行ったところ、増えすぎた使用メモリを解放し、一旦は正常な状態に戻せることが確認できました。ただし、またしばらくすると再発するので、根本的な対策ではありません。

暫定対処① PCの再起動

PCを再起動します。

なお、「シャットダウン」してから起動するのは、効果が薄いようです(これは、デフォルトで有効になっている「高速スタートアップ」が関係しているものと推測しています)。

暫定対処② プロセスの再起動(荒技)

PCを再起動しないで一時解消させる手段があるようなので、一応紹介します。

注意点

この方法は、筆者のPCで試した限りでは悪影響が無いことを確認しています。しかし、環境によっては、起動中のアプリケーションに異常をきたすなどの不都合が生じる恐れがあります。

実施する場合は、予め作業中のデータは保存するなどしたうえで、自己責任でお願いします

タスクマネージャーを起動し[プロセス]タブから、「デスクトップウィンドウマネージャー」を右クリックし「終了」をクリックします。

「保存していないデータをすべて放棄してシャットダウンします」のチェックをONにして、「シャットダウン」をクリックします。

Windowsがシャットダウンされるようなことが書かれていますが、筆者が試した限り、OSのシャットダウンはされませんでした。一時的に画面が暗転しますが、しばらくすると元に戻ります。終了した「デスクトップウィンドウマネージャー」のプロセスも自動的に再起動されました。

起動中のアプリケーションにも影響は見られませんでした。この操作で、メモリ使用量が減っていれば成功です。

根本対策

前述のインテルグラフィックドライバーによる問題であれば、ドライバーをアップデートすることで解消が期待できます。このアップデート方法には、複数の方法があります

①Windows UpdateやPC付属のアップデートツールを使う

グラフィックドライバーは、Windows Updateでも更新できる場合があります。

また、PCによっては、各種ドライバーを自動的に更新チェックしアップデートしてくれるツールがあります。Dellの場合は「Dell Update」などです。

これらで問題のドライバーのアップデートが出来る可能性もあります。

後述する方法より簡単ですし、安全ですので、まずはこちらでアップデートチェックしてみるのが良いと思います。

筆者のPCはDell XPS 8930 という型名ですが、Windows Update と 上記の「Dell Update」のどちららを行っても、該当のグラフィックドライバーがアップデートされませんでした(2022年2月23日時点)。このため、次の方法でグラフィックドライバーをアップデートしました。

②グラフィックドライバーを手動でアップデートする

上記のWindows UpdateやPC付属のアップデートツールで、グラフィックドライバーが更新されない場合は、手動でインテルグラフィックドライバーをアップデートすることも出来ます。

注意点

この方法は、お使いのPCによっては適切でない可能性があります。

PCの製造元によってはドライバーがカスタマイズされている場合があり、この手順ではそのカスタマイズが削除されるとのことです。そのため、不用意に実施すると、システムが不安定になるなどのリスクもゼロではありません。

不安であれば、前項のアップデート方法でドライバーが更新されるようになるまで待ち、それまでは前述の暫定対処方法でしのぐという選択肢もあります。

今回、ドライバーの更新にあたって、該当ドライバーのインストーラーは使わずに、「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」というツールを経由して実施しました。

「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」とは、インテルのドライバーの管理ツールです。PC内からインテルのドライバーを検出し、バージョンが新しいものがあればアップデートしてくれるものです。こちらを経由した方が、間違ったドライバーをインストールすることを防げそうだと思ったからです。

ただし、結果的には目的のドライバーをアップデートできたものの、1回目は不発に終わり、何故か2回目で成功したりと怪しい挙動もみられました。

今回はこの「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」を使った方法を紹介します。

グラフィックスドライバーのアップデート手順
  • step1
    ドライバーのダウロードページを開く

    「インテル グラフィックス – Windows DCH Driver」のダウンロードページを開きます。ここでは「ダウンロード」リンクではなく、右側の「今すぐ開始」をクリックします。

  • step2
    「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」のダウンロード

    「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」のページに遷移します。ここでダウンロードリンクから、ツールをダウンロードします。

    ※このツールが既にインストールされている場合は、step4までスキップします。

  • step3
    「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」のインストール

    ダウンロードしたツールを実行し、「インストール」をクリックします。そのまま画面に従って、インストールを完了させます(要再起動)。

    ※筆者のPCでは、インストール完了して再起動した後、何故か「インテル ドライバー & サポート・アシスタントをアンインストールしてよろしいですか?」と聞かれました。 よろしくないのでキャンセルしておきました。

  • step4
    「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」でアップデート実行

    スタートメニューから「Intel Driver & Support Assistant」を検索して起動します。画面に、更新可能なドライバーが表示されます。ここでは、「インテル グラフィックス – Windows DCH Drivers」が更新可能と表示されました。

    画面の注意事項を読み、ダウンロードを実行します。

  • step5
    「Windows DCH Drivers」のインストール

    ここでようやく問題のドライバーのインストールが始まります。ウィザードに従って、インストールを完了させます。最後に再起動すれば完了です。

    上でも触れましたが、筆者の環境では1回目のインストールは正常終了するも、ドライバーのバージョンが変わっていませんでした。そのため、再度「インテル ドライバー & サポート・アシスタント」を起動して、アップデート操作を再試行したらうまくバージョンアップできました。

この手順でアップデートした後、デバイスマネージャーで該当ドライバーのバージョンを確認すると、確かに問題が修正されたバージョンになっています。

アップデートの操作は以上です。この後、数日PCを使ったところでは、メモリ使用量が多くなる事象は発生しませんでした。下の通り、「デスクトップウィンドウマネージャー」のメモリ使用量に異常はなさそうです。

参考サイト

おわりに

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もとだて
もとだて

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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