Windowsで、自分のコンピューターの時刻がどのくらいずれているかを確認するには、「w32tm /monitor /computers:{NTPサーバー}」コマンドを使います。以下、記事内で詳しく解説していきます。
コマンド
例)インターネット上のNTPサーバー ntp.nict.jp との時刻差を調べる
w32tm /monitor /computers:ntp.nict.jp
例)ネットワーク内のNTPサーバー 192.168.50.123 との時刻差を調べる
w32tm /monitor /computers:192.168.50.123
実行結果と解説
コマンドの実行結果は下のようになります。この例だと「+53.96…s」とあるので、NTPサーバーは約54秒進んでいます。つまり、このコンピューターの時刻は、約54秒遅れているということになります。
もっとも、NTPサーバーに接続可能なのであれば、通常は「w32tm /resync」コマンド(要”管理者として実行”)で、直ちに正しい時刻に合わせることができます(時刻差なんか調べてないで、さっさと時刻同期したほうが良いケースもあるかもしれません)。
相手はNTPサーバーでないとダメ
/computers: に指定できるのはNTPサーバーのみです。他のクライアントPCとの時刻差を調べるために、クライアントPCのIPアドレスを指定しても、下のように「NTP: エラー ERROR_TIMEOUT – 1000 ミリ秒内にサーバーからの応答がない」となります。
正確な標準時刻を提供するNTPサーバー ntp.nict.jp などを指定すると良いでしょう。ただし、自組織のネットワーク構成によっては、外部へのNTP通信を許可していない場合もあります。このような場合は、ファイアウォールによってブロックされてエラーになります。
おわりに
今回の記事は以上です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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