Windows タスクスケジューラのタスク設定画面において、「構成」の設定箇所は、ほとんどのケースでデフォルトの「Windows Vista, Windows Server 2008」として問題ないようです。これは、かなり古いOSから管理する場合に変更するものであり、現行バージョンでは特に意識する必要はないようです。以下、記事内で詳しく説明していきます。
「構成」はOSのバージョンを選ぶようだが…
タスクスケジューラのタスクの設定画面で、下の赤枠部分に「構成」というのがあります。デフォルトは「Windows Vista, Windows Server 2008」になっていますが、他にも選択肢があります。
上はWindows Server 2022の画面で、下はWindows Server 2019の画面です。よく見ると、一番上の選択肢は自OSのバージョンになっています。
さて、どれを選ぶのが妥当なのでしょうか?
結論:デフォルトのままでOK
少々乱暴ですが、ほとんどのケースでデフォルトの「Windows Vista, Windows Server 2008」として問題ないという結論に至りました。
この項目に関する情報があまり見当たらないのですが、参考になるのは以下のドキュメントです(Windows Server 2012の頃の情報ですが)。
このページの一部を意訳すると、次のようなことが書かれています。
- Vista/Server 2008用のタスクは、下位バージョンであるSever 2003/XP/2000用のタスクより多くの機能が使える。
- Server 2003/XP/2000 のタスクスケジューラで「別のコンピューターに接続」を選び、Vista/Server 2008に接続してリモート管理するケースでは、構成を「Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000」にせよ。
- 上記以外のケースでは、構成を「Windows Vista, Windows Server 2008」とする必要がある。
というように、かなり古いOS(2003/XP/2000)を使っていて、しかも上位バージョンのOSをリモート管理するというレアケースで、選択肢を変えるように書かれています。そうでないケースでは 「Windows Vista, Windows Server 2008」 を選べとあり、これがデフォルトになっている点と整合します。
では上位バージョンの選択肢は何なのか
一つ疑問が残るのは、「だったら、それより上位のバージョン(2022、2019、7/2008R2など)の選択肢は何なのか?」という点です。最上位のバージョン 2022を選んでみても、タスクの設定項目はVista/Server 2008と違いが見つかりません。なので、設定できるものの動作は変わらないのではないかと推測しています。
ちなみに、試しにWindows Server 2022でタスクを作成し、構成を「Windows Server 2022」としてみました。これをWindows Server 2019のタスクスケジューラからリモート接続したところでは、問題なくタスクを実行できました。
参考:タスクスケジューラ関連記事
そのほか、タスクスケジューラの使用例や、起こりがちなトラブルの対処方法、その他知っておくと便利なことなどを以下の記事にまとめています。併せてご覧下さい。
おわりに
今回の記事は以上です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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