初めて Windows Server を扱うんだけど、まずは体系的に学ばないと。
どこかにいい学習サイトはないかな?
今回はこういう方向けの記事です。
結論としては、Windows Server を体系的に学習するには、先に書籍を活用するのがおすすめです。その後で、Webサイトの情報から各機能の知識・ノウハウを収集するのが良いと思います。
私はITインフラエンジニアとして、10年以上Windows Serverを
扱ってきましたが、最初はWeb上の情報メインで学びました。
しかし今思うと、最初に書籍を読んだ方が効率的だったと思います。
それでは、詳しく解説していきます。
Webの情報は数あれど…
Windows Server について解説しているWeb記事は数多く存在しています。本ブログもその一つです。
しかしそれらは、特定の機能のみに絞ったものが多く、発信者がノウハウを持っているテーマが中心になります。
おそらくWindows Serverの学習サイトを探している方は、次のような情報を体系的に学びたいのではないでしょうか。
- Windows Serverにはどんな機能があるのか
- エディションの違い、ライセンスの考え方
- OSのインストール方法
- 各機能の操作方法、構築・管理手法
- などなど…
部分的な解説であれば、「@IT」をはじめとして、有用なWebサイトはたくさんあります。
しかし、上記を網羅的かつ体系的に学べるサイトは、筆者が探した限りでは存在しないように思います(当ブログも及ばずながら…)。
おすすめの学習方法
それなら、Windows Serverを体系的に学ぶためには何が効率的かという話ですが、おすすめは最初に書籍を利用することです。そのうえでWebの情報を利用するという、次の流れで学ぶのが良いと思います。
これを見て、
先にWebで学んで、あとで必要なら書籍を読めばいいのでは?
と思うかもしれませんが、こちらはお勧めしません。
なぜなら、Windows Serverの機能は実はかなり多く、「自分は一生使わない」という機能もあります。Web上には、様々な機能の情報が散在しています。これらをやみくもに読んでいくと、時間がかかりすぎます。
さらにWebの情報は、Windows Serverの基礎を理解していることを前提に書かれている場合が多いので、いきなり読んでも理解しにくいのです。
そのため、最初に基礎知識を体系的に学んでから、そのうえで自分に必要な機能にフォーカスして、Webの情報から深く学べばよいということです。
これはWebの情報を否定するものではありません。Webの情報は、個別の機能・課題に焦点を当てて書かれていて、書籍よりも参考になるケースもあります。また、同じ課題に直面した人の一次情報が手に入ることも多く、とても有用なものです(筆者も何度も助けられました)。
個別の機能についての疑問や課題が出たら、Webで検索するのはもちろん有効です。
さて、「どの本を読めば良いか」については、こちらの記事でおすすめの書籍を紹介していますので、良ければ参考にして下さい。
ADなどは専門の書籍を
Windows Serverの機能のうち
- Active Directory (AD)
- Hyper-V・VDI (サーバー・クライアント仮想化)
のような、複雑で奥深い機能は、それ単体に絞った書籍が出ています。もし、これらを重点的に学ぶ必要がある場合は、専門の書籍を活用すると良いでしょう。
本サイトの関連記事
Windows Serverに関する知見・ノウハウは、本サイトでもいくつか記事を掲載しています。サイドバーの「カテゴリー」から、「Windows Server」を選択すると、記事一覧が表示されます。
下のリンクは、書籍には載っていないであろう実運用上のノウハウのうち、お勧め記事をいくつかピックアップしたものです。良ければご覧下さい。
- Microsoft の技術記事が読みにくい問題
- Windows Server Cドライブの容量設計
- Windows Server のログオンユーザーの運用方法
- Windows Server 標準バックアップツールの解説
- 普通のPCにWindows Serverをインストールすることについて
おわりに
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